ボイトレ情報

【拮抗筋】「筋肉が縮む」ということを正確に理解してボイトレをするための話

 こんにちは、音博士(@otohakase1205)です。

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 ボイトレをしていると、「輪状甲状筋が」とか「胸筋が」「腹筋が」みたいに筋肉で物事を語る人がいますが、これはあんまり効率が良くないです。

 重要なのは「筋肉をどう使って結果を出すか」という部分ですね。

「走ろう!」と思っても「下腿三頭筋を動かして、そのあと〇〇筋を…」とか考えないのと同じです。

 それよりもどうやって体を動かしたら動けるのかを模索する方がはるかに効率が良いですね。

拮抗筋

 筋肉には「縮む」という機能がありますが、「緩める」という能力がありません。

 手の平のように閉じたり開いたりしなくてはいけない場所は「縮める筋肉」が対になるように設置されています。

手の平を縮める筋肉

手の甲を縮める筋肉

このように、「反対の結果を作るために対になるように配置された筋肉」を拮抗筋と呼びます。

状態平を縮める甲を縮める
グーの状態100%0%
コップを持った状態50%50%
パーの状態0%100%

 それぞれの筋肉が働きあい、常に調整することで細かい動きをしています。

 この互いに反対の効果を出すよう設置された筋肉を「拮抗筋」と呼びます。

まとめ

 ボイトレにおける拮抗筋は声帯にあります。

地声を出す時に優位に働く甲状披裂筋(Thyro-arytenoid muscle)と、裏声を出す時に優位に働く輪状甲状筋(Cryco-thyroid muscle)の2つの筋肉は、それぞれ拮抗するようについています。

それを知っている必要はないんですがね。

ABOUT ME
音博士
1996年12月5日生まれ。 3歳からYAMAHAに通い絶対音感を取得。 高校生の頃から絶対音感の構造を考えており、大学生の時に友人と絶対音感を取得する方法を確立。 2020年に自身の研究所を立ち上げる。
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音博士
石原光貴
3歳からYAMAHA音楽教室にて音楽を始める。 高校生の頃から自分・友人の体を使って構造的に発声理論を研究。 大学入学と同時に絶対音感の研究を始め、「絶対音感の作り方」を作成。 20歳よりボイストレーナーとして活動している。
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POSTED COMMENT

  1. […]  ボイトレをやっていてかなり多くの人が誤解している部分なのですが、肺は筋肉ではなく内蔵です。内の臓器ってことですね。 ということは、筋肉みたいに「縮む」という機能がありません。肺には伸び縮みする機能はありますが、自分で伸ばしたり縮んだりすることはできずに周りの筋肉の動きによって間接的に動かしてもらっています。 この時に手伝ってもらう筋肉によって、「腹式」だの「胸式」だの名前が変わります。 […]

  2. musikaryote より:

    大変興味深く、本質に迫る有益な情報を記事にされていて、いつも参考にさせて頂いております。感謝です。揚げ足とりのようなコメントになってしまうのをご容赦頂きたいのですが、「筋肉には『縮む』という機能がありますが、『緩める』という能力がありません。」という表現について、「『伸ばす』という能力がない」、といった方が生物学的・医学的により厳密性の高い表現かもしれません。筋肉が収縮した状態からその前の状態に戻ることは、「緩める」こととなりますので。ご参考になれば幸いです。

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