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腹式呼吸の仕組み

 こんにちは、音博士(@otohakase1205)です。

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肺は「体内に発生する気圧差」によって伸び縮みしています。

めちゃくちゃ誤解されていますが、肺は自分の力で呼吸していません。

肺は「筋肉」ではなく「内臓」なので、どんなに鍛えても

よーし!頑張って伸び縮みしちゃうぞー!!

と答えてはくれません。

腹式呼吸の仕組みについて

腹式呼吸とは

「腹式呼吸」とは、「横隔膜という筋肉」が働くことによって肺を動かす呼吸法です。

この画像の、「肺の下にある線にみたいなやつ」ですね。

肺と横隔膜の位置と動きがわかる画像

息を吐くとき、横隔膜は下から上に向かって肺を押し上げるような形になります。数学的に言うと「上に凸」です。

反対に息を吐くときは、横隔膜は下に向かって肺が広がるためのスペースを作っているようなイメージです。数学的に言うと「下に凸」ですね。

この繰り返しで呼吸が行われるシステムを、腹式呼吸と呼びます。

腹式呼吸の仕組み

肺は自分の力で呼吸できない

いろいろな内臓

肺には筋肉がありません。内蔵です。

人間の体が動く時、そこにはいつだって筋肉があります。
愛ではなく筋肉です。

筋肉を持たない肺は全く自分の力で動かず周りに押したり引っ張ったりしてもらってるわけです。

怠惰ですね。怠惰です。

横隔膜と肺は触れ合わず、気圧差で呼吸している

そんな怠惰な肺ですが、ワガママなことに周りの筋肉との接触も絶っています。(痴漢を恐れる女子高生みたいな感じです。

具体的に言えば、横隔膜と肺はくっついていません。

横隔膜がと肺が一部分でもくっついていれば、「こっちだよ!」と引っ張って膨らませることもできるのですが、そんな構造にもなっていません。
痴漢を恐れる女子高生の手を引いて「こっち安全だよ!」と言えないのと同じですね(?)

 そんな状況でも、「肺をどうにか助けてあげよう」と考えた横隔膜は、素晴らしい妙案を思いつきます。

横隔膜

そうだ!

触らないで誘導したらいいんだ!!

これが気圧差です。

意識不明の女性に対してAEDを使用するのと同じですね。リスクを感じますが、やらないとネットで叩かれます。

優秀で理系脳の横隔膜は、横隔膜と肺の間にあるソーシャルなディスタンスに目をつけます。

「肺と横隔膜の隙間」の気圧を下げて息を吸う

以下が腹式呼吸で行われる「息を吸う」作業です。

  1. 横隔膜が凹む
  2. ディスタンスが広くなる
  3. ディスタンスが「空気薄くなってね?」と感じる
  4. 空気を集めるため、ディスタンスが周りのものを引っ張る
    (肺と横隔膜の「隙間」の気圧が下がる)
  5. 肺がディスタンスに引っ張られて伸びちゃう
    (肺が下に広がる)
  6. 肺が「肺の中の空気薄くなってね?」と感じる
    (肺の気圧が下がる)
  7. 空気を集めるため、肺が気道(息の通り道)から空気を吸い込む

肺の中には、口につながる気道があります。

肺の気圧が下がった場合は、口から息を吸い込むことで気圧を安定させています。

「肺と横隔膜の隙間」の気圧を上げて息を吐く

以下が腹式呼吸で行われる「息を吐く」作業です。

  1. 案内を終えた横隔膜は、元の位置を目指して上に凸
  2. ディスタンスが狭くなる
  3. ディスタンスが「あれ、空気濃くなってね?」と感じる
  4. 濃くなった空気を薄めるため、ディスタンスが周りのものを押しす
    (肺と横隔膜の「隙間」の気圧が上がる)
  5. 肺がディスタンスに押されて縮んじゃう
    (肺が上に縮む)
  6. 肺が「肺の中の空気濃くなってね?」と感じる
    (肺の気圧が上がる)
  7. 空気を減らすために、肺が気道(息の通り道)から空気を吐き出す

肺の気圧が上がった時にも、口から息を吐き出すことで気圧を下げ、安定させることができます。

まとめ腹式呼吸の仕組み

腹式呼吸の仕組み

腹式呼吸について、要約するとこんな感じです。

腹式呼吸まとめ

・横隔膜が上下することで成り立っている。
・吸うときは「肺と横隔膜の間」の気圧が低下、
・吐くときは「肺と横隔膜の間」の気圧が上昇している。

ちなみにこの働きは、腹式呼吸以外でも同様です。

動いている筋肉が「横隔膜」なら腹式呼吸ですが、それ以外だと別の名前になります。

このように呼吸をする時に働く筋肉を「呼吸筋」と呼ぶのですが、全然関係ないので割愛いたします。

ABOUT ME
音博士
1996年12月5日生まれ。 3歳からYAMAHAに通い絶対音感を取得。 高校生の頃から絶対音感の構造を考えており、大学生の時に友人と絶対音感を取得する方法を確立。 2020年に自身の研究所を立ち上げる。
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音博士
石原光貴
3歳からYAMAHA音楽教室にて音楽を始める。 高校生の頃から自分・友人の体を使って構造的に発声理論を研究。 大学入学と同時に絶対音感の研究を始め、「絶対音感の作り方」を作成。 20歳よりボイストレーナーとして活動している。
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