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【天然ミックスボイスとは?】実は人工よりも圧倒的に大変な天然の話

 こんにちは、音博士(@otohakase)です。
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 世の中には天然ミックスボイスという「練習しなくても高い声が出ちゃう〜!」ってタイプの人がいます。

 例えるならメジャー2ndの大吾くんみたいな感じです。
彼らは「期待されてるけど実は万能じゃない」という共通の特徴を持っています。

コミックイン様より引用。

 本日は「天然ミックスボイスってなに!?」というお話と、「天然ミックスボイスは大変なんやで!!」というお話です。

天然ミックスボイスの特徴

・ミックスボイスとは

ミックスボイス」とは歌声です。

 ミックスボイスはネット上で「高音を出すための技術」として広く認知されていますが、当サイトでは違います

 音博士の研究所では、「ミックスボイスとは音の高さではなく、ちゃんとコントロールされた歌声」として定義しています。

 詳細は「

">ミックスボイスなんて存在しない」からご覧ください。

https://otohakase.com/about-mixvoice/

・天然は練習しなくても高い声が出る

 「人工のミックスボイスが長い間努力して高い声を出せるようになる」のに対して、「練習しなくても高い声が出る」のが天然ミックスボイスです。

 人工のミックスボイスは習得するまでに「2年〜5年かかる」とも言われており、「高校生で練習を始めたのに大学生になってもミックスボイスできない」なんてこともよくあります。


 この点から「天然ミックスボイスは数年分の練習を省略できるんだ!」という間違った認識が広まり、過剰な期待が寄せられるようになりました。

天然ミックスのメリット

・練習しなくても高音が出る

 天然ミックスボイスの特徴として一番大きいのが、練習してないのに高音が出るという能力です。

 この点だけで考えると、全国の男子が何年もかけてミックスボイスの練習をするのとは大違いです。


 実際は練習をしていないのではなく、変声期に特定の出し方を繰り返すことで出来る、いわば養殖みたいなもんなんですが、

そんなことを知らない人からしたら 「わしの方がこんなに頑張って練習してるのに、なんであいつは練習しないで高音が出るんじゃい!!」となるわけですね。

・寝起きでも高音が出る

寝起き一発目から高音が出ます。

 具体的には、普通の男性だったら寝起きじゃなくても出ないくらい高い声が出ます。

 粉雪の「こなああああああああぃ」も、「えいこうのおおお、かぁけはしぃへとぉお」なんてのも、現代風に言えば「しょーねーんーよ、しんわになああれええええ」も、朝一の「おはよう」みたいなもんです。


 人工のミックスボイスでも最終的にはそのくらいできるようになるんですが、

絶賛練習中の人からしたら「寝起きから自由に高い声が出るなんて、なんてチート能力なんだ!!ずるい!!」と感じてしまうわけですね。

・歌わなくても衰えない

 天然ミックスは人工のミックスと違い、声帯が高い声を出しやすい形に変形しています。

 そのため「練習してないと筋肉が使えなくなる」とか「歌ってないから感覚忘れちゃった」なんてことがありません。

 もちろん天然ミックスの人にも音域はありますので、練習して使えるようになった「超高い音」や「ちょっと違う声質」は使えなくなることもあります。


 そんな状態でも声帯の形が変わらない限り、昔と変わらない発声が自然とできるので、すぐに昔のように歌えるようになる可能性も高いですが。

人工ミックスボイスのデメリット

・みんな似たような声質になる

 天然ミックスボイスは、声変わりの時期にたくさん叫ぶことで声帯がいい感でぃに変形して出来上がります。

 言ってしまえば偶然の産物です。ですが、その仕組みは全員同じであり、一切の調整をせずに強制的に作られた声帯は誰でも似たような声を作り出します。

・声質の調整がめちゃくちゃ大変

 天然ミックスは声帯が変形することで特定の声を出せるように進化しています。

そのため、通常のボイトレの中に出てくる「息漏れのある裏声」「力強くない高い声」「エッジボイス」などの調整ができないことが非常に多いです。


 普通の人が頑張って綺麗な高音を出すのに対して、天然ミックスは「頑張って微妙なバランスを作り出さないといけない」という感じですね。

 声帯の形が変形しているので、普通の人ができる微妙なバランスを作るのが超大変です。

・練習が全然できない

 「微妙なバランスを作り出せない」ということは、ネットで見かける「こんな感じで練習してみましょう!」が出来なくなります。

 普通に声を出したら強い音が出てしまうので、ネットで「ファルセットから息漏れを減らしましょう!」という練習をするときにはまず「ファルセットはどうやって作るんだ!」から始まるってことです。


 これは天然ミックスじゃない人で説明すると、「強いミックスボイスに息漏れを足しましょう」て言ってるようなものです。
「強いミックスボイスはどうやって作るんじゃ!」てなりますよね。


 そうなってしまうので、ネット上の練習方法を実践するにはまず普通の声を出せるようにならなくてはいけない。だけど「ネット上に天然ミックス向けの練習方法は載っていない」という地獄のループに陥ることも多々あります。

・「歌が上手い」と勘違いしてしまう

 現代は素人がどこでも音楽を聴けるし発信できる時代です。その結果、歌唱力の善し悪しを判定する能力がない人が人類の大半を占めています。

 「なにがなぜ上手なのか」を説明できない人たちにとって、一番わかりやすい項目は「高い声」です。
「自分が出せない高い声を出してる人は、少なくとも自分よりすごい」と判断することができますよね。

 その結果、「高い声が出るだけの天然ミックスボイスも歌が上手」と周りが持ち上げてしまい、自分の本当の課題に気付かなくなったり成長が止まってしまいます。

まとめ

 天然ミックスボイスは天然なだけであり、歌唱力とは一切関係がありません。ただ高音が出るだけです。

 出てくる音が綺麗かどうか・良い発声かどうかなど全てが偶然の産物であるため、その歌い方を続けない方が良い人だっています


 天然ミックスボイスについて詳しい人は少ないので、どうしても持ち上げられてチヤホヤされ、本当の課題が見えなくなってしまうことが多いですが、自分でその課題を見つけられるかどうかが鍵になります。


 「自分て天然のミックスボイスかな?」という人で悩んでいる方、是非ご相談ください。

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ABOUT ME
音博士
1996年12月5日生まれ。 3歳からYAMAHAに通い絶対音感を取得。 高校生の頃から絶対音感の構造を考えており、大学生の時に友人と絶対音感を取得する方法を確立。 2020年に自身の研究所を立ち上げる。
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音博士
石原光貴
3歳からYAMAHA音楽教室にて音楽を始める。 高校生の頃から自分・友人の体を使って構造的に発声理論を研究。 大学入学と同時に絶対音感の研究を始め、「絶対音感の作り方」を作成。 20歳よりボイストレーナーとして活動している。
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  1. […] 【ミックスボイス】天然と人工の違いと特徴、天然の苦労 […]

  2. AffiliateLabz より:

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