ボイトレ情報

【声帯閉鎖の罠】高音と低音で、声質が変化する人の話

この記事の読了時間の
目安は1分40秒です。


 こんにちは、音博士(@otohakase1205)です。

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 ボイトレを頑張っている男性の90%くらいは

高音が欲しい!!

と思っていることでしょう。

 実際レッスンに来られる人の大半も高音が欲しいと言っているのですが、同時に高音だけを練習しすぎて完成度の差がとんでもない日が時々います。

   

低音・高音の違い

カタオモイ/天月

まずはこちらをご覧ください。

 サビの高音とその前の低音部分で、声が全然違うのがおわかりいただけるでしょうか。

 特に0:24あたりの「弾けなくなっても」がすごくわかりやすいですね。
「弾けなく」は息漏れがすごいですが、「なっても」はめっちゃええ声やんって感じです。


 高音の完成度にもよりますが、高音の完成度が高い人ほど低音は息漏れ多めになる傾向があります。


 というか、そんな時期が僕にもありました。
(高音で歌えるようになった当時の低音は、ほとんど息漏れだらけでした。音源を発掘できらた掲載します。)

   


・低音が息漏れ多めになる理由

 実際に高音をある程度使うようになるとわかるのですが、高音を安定させて出すためには安定した息の供給が必要です。

 ボイトレで腹式呼吸の練習をするイメージってありますよね。


 詳細は「トレーナーが腹式呼吸をオススメする理由」に記載していますが、これによって息を安定して吐く事が出来ます。
(なんで腹式呼吸で息が安定するのか・「安定してない息ってどんな状態?」と思われた方は「腹式呼吸の構造」をご覧ください。)

   


・高音が綺麗に出る理由

 低音と高音で露骨に音が違うタイプの人は、

高音と同じように低音を出そうとしています。

 本人の感覚では、低音と高音で吐いてる息の量は同じです。


 高音では「息の通り道を狭くして音圧を強くしている」のに対し、低音では息の通り道を狭くする技術が未熟なので、同じように息を吐いていても息漏れが発生するという仕組みです。
 詳細は「声の高さを変えるときに声帯がやっていること」をご覧ください。

   

低音は出せる!高音を集中的に練習しよう!

という感じで練習したんだろうなと思います。

 高音めちゃくちゃ綺麗ですもんね。

改善方法

 この状態の時に起こっているのは、

  • 低音:息の通り道が広い
  • 高音:息の通り道が狭い

こんな現象です。
(この辺りの現象の仕組みは、「声の強さ(音圧)を変えるときに体がやっていること。」をご覧ください。


・息の量を増やす

 「息漏れが多い」という状態は、「息の量に対して通り道が広い」という現象です。
(詳細は「声の強さ(音圧)を変えるときに体がやっていること。」をご覧ください。
※完成次第リンクが繋がります。

 裏声ファルセット)でもそうですが、息の量を増やすことで息漏れを減らす事ができます


 「低音では高音の時よりも多く息を吐く」と意識して練習してみてください。
(より具体的な方法は、「強い音を出す方法、息を増やす」をご覧ください。)


 この方法によって、息の量を増やすだけでこの問題を解決できるので、毎回意識して息を増やす必要はありますが即効性が高いです。


・息の通り道を狭くする

 前述しましたが、「息漏れが多い」という状態は「息の量に対して通り道が広い」という現象です。
(詳細は「声の強さ(音圧)を変えるときに体がやっていること。」をご覧ください。

 息の通り道を高音時と同じ幅にする事で、息漏れが発生してる隙間を減らす事ができます。


 「息の通り道を狭くする」という感覚はなかなか体感できないと思うので、簡単な作業ではないと思いますが、意識しながら練習してみてください。
(より具体的な方法は、「強い音を出す方法、声帯を閉鎖する」をご覧ください。


 この方法によって、エネルギーを増やさずに強い音を出す事ができ、さらに練習を続けて習慣化すれば意識しなくても自然と調整できるようになります。

まとめ

ミックスボイスなんて存在しない」の記事でもお話ししていますが、

「独学でたまたま成功した人」は、
たくさんいます。

 多くの人は、「自分が成功した方法を正解だ」と思い込んでしまい、情報を発信してしまいます。

 その人は実際に成功しているので間違いではないのですが、今回の記事のように

「本人にとっては成功だけど、客観的にみたら改善点がある

という場合も数多く存在します。


 何を持って「良い」と判断するかは人それぞれですが、「なにが」「なぜ」良いのか、を考える機会を持つもの良いのではないでしょうか。

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ABOUT ME
音博士
1996年12月5日生まれ。 3歳からYAMAHAに通い絶対音感を取得。 高校生の頃から絶対音感の構造を考えており、大学生の時に友人と絶対音感を取得する方法を確立。 2020年に自身の研究所を立ち上げる。
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音博士
石原光貴
3歳からYAMAHA音楽教室にて音楽を始める。 高校生の頃から自分・友人の体を使って構造的に発声理論を研究。 大学入学と同時に絶対音感の研究を始め、「絶対音感の作り方」を作成。 20歳よりボイストレーナーとして活動している。
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