カラオケ

【高音だけじゃない】音博士が定めるミックスボイスとは

こんにちは、音博士(@otohakase1205)です。

音博士の研究所ではボイストレーニングを中心に、音楽のあらゆる知識・研究を紹介しています。

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音博士の研究所では、「高い声を出すためのミックスボイス」を推奨していません。

僕は「低音から高音まで同じ声」をミックスボイス・歌声として扱っています。

ミックスボイスとは

従来のミックスボイス

従来のミックスボイスとは「高い声を出すため」だけに存在する技術です。

  • 地声と裏声が混ざったような声
  • 地声と裏声の中間
  • 高い地声
  • 強い裏声
  • 別名ミドルボイス

など多様な定義があり、さらに多様な解釈があります。

従来のミックスボイスの欠点

定義や解釈がトレーナーによって違う

従来の「ミックスボイス」には、大きな課題がありました。

  • トレーナーによって定義も解釈も異なる
  • 定義が違うため、練習方法が異なる
  • 練習方法が異なるため、解決できる課題も異なる

「高い声」以外のスキルが育たない

あまり良くないトレーナーの中では、「とにかく高い声を出せるようになればOK」というボイトレを行い、

「迷える生徒を集めてレッスン料をとっている」という噂も聞いたことがあります。


生徒が求めている「高い声」を提供しているように聞こえますが、ほとんどの場合、生徒が本当に求めているのは「歌唱力」なので、本質的に意味がないレッスンになる場合があります。

音博士のミックスボイス

「高い声」ではなく「歌うための声」

僕は、ミックスボイスを「歌声」として定義して扱っています。

そもそも高い声を出すためには、「音域」だけでなく「息の強さ」や「声の響かせ方」など様々な技術が必要になります。

そこで通常の「今出せる声のクオリティを上げる」ボイトレではなく、「出せない声を出せるようにし、さらに歌で使えるクオリティにする」作業です。


「高い声」に限らず、「歌に使える、クオリティの高い声」の音域を広げるのが、僕のミックスボイス・歌声です。

「ミックスボイス」が流行している理由

そもそもミックスボイスが流行した原因を、僕が「音楽人口が増えたから」と考えています。

音楽人口が増えすぎた

どこでも・誰でも音楽を聴ける

今の時代、誰でも手軽に音楽を聴くことができます。

  • Spotify
  • LINE MUSIC
  • Apple Music
  • Prime Music
  • amazon muzic

これら全てが音楽を手軽に聴くためのサービスであり、さらにYouTubeを開けば簡単にMusic Videoを視聴することができる時代です。

もちろんサービスがなければCDです。

ipodやウォークマンにデータを取り込めるようになったことで、毎日の「移動時間」や「お風呂の時間」など、それまで音楽と全く関わりのなかった時間が次々に音楽とセットの生活になっています。

するとどうなるか、「歌唱力」を理解できない人が爆発的に増加します。

カラオケで、いつでも好きに歌える

さらに日本には「カラオケ」という文化があり、多少田舎だったとしても「歌うのに困らない環境」が整っています。

  • 手軽に音楽を聴ける
  • 手軽に歌を歌える

この二つがあれば、「いつでも誰でも音楽を批評できる」環境と、「いつでも誰でも歌唱力アピールができる」環境が揃っている状態です。

「歌唱力」を判断する軸を持ってない人が増えた

音楽を評価することも評価されることも増えた結果、「よくわからないけどすごいと言われたい」と思ってしまう人が一定数います。

ですが、そう考えている人の中で「本格的に音楽をやったことがある」人はほぼいません。

大抵は「学校の音楽の授業で習った」程度で、「歌唱力」に対する理解なんてありません。

「たまたま出来た」を発信してしまう人が多い

ボイストレーナーには「資格」が無い

ボイトレの世界には、資格がありません。
僕も特別な資格は持っていないし、そんなトレーナーがたくさんいます。

つまり、「資格を持ってる=正しい」や「資格を持っていない=間違っている」といった判断が全くできない世界です。

こうなってくると何よりも危険なのが、「誰でも自己流の方法を発信してボイストレーナーを名乗れてしまう」という点です。

自己流の方法でもトレーナーを名乗れる

上記から誰でもボイストレーナーを名乗れる状況なので、「独学で練習してたまたまうまくいった!」という人もたくさん存在します。

(僕も独学だし、それが悪いとは思いませんが。)

いろいろな状況を検証して作り込まれた理論でもなく、困ったときは「俺はこれでうまくいったから、これを続けたらいいよ!」と指導する話も少しだけ聞いたことがあります。


その中で最も需要があるのが「高い声・いわゆるミックスボイス」であり、

前述したように「歌唱力を判断できない人が上手・下手を判断するテクニック」として流行しているのかもしれません。

言っておけば生徒が集まる

「ミックスボイス」は検索需要が高い

2004~2021年までの検索推移

「ミックスボイス」というキーワードの検索回数は、月間で20,000回以上検索されている大きなキーワードです。

過去の検索状況を調べても、ピークこそ過ぎていますがかなり検索されていることがわかります。

ボイストレーナーは「ミックスボイス」で生徒を集める

たくさん検索されている「ミックスボイス」というキーワードで、仮に「ミックスボイスといえばこの人だよね!」と有名になることができたら、

その先生は当分お客さん不足になることはないことがわかります。


月間20,000回検索されてますからね。
毎月1%がお客さんとして来店しても、200人以上の生徒が獲得できます。

そんな夢のキーワードがミックスボイスです。

まとめ

上記はあくまで一例で、僕が「ミックスボイスで高い声」というボイトレを推奨していないからこその考察です。

ミックスボイスを指導して実際に生徒が満足している先生もたくさんいますし、尊敬すべき先生もたくさんいます。


「ミックスボイス欲しい人全員がこういう考え方をしてる」とは思っていませんし、ミックスボイスや高音を求めていない人にも同じ考え方の人はいます。



ついでに、日本のカラオケ人口は減少傾向にあります。

この辺り、僕の予想や分析データはオンラインサロンにて共有させていただきましたが、もし詳しい人がいたらTwitterにご連絡いただけると嬉しいです。

ABOUT ME
音博士
1996年12月5日生まれ。 3歳からYAMAHAに通い絶対音感を取得。 高校生の頃から絶対音感の構造を考えており、大学生の時に友人と絶対音感を取得する方法を確立。 2020年に自身の研究所を立ち上げる。
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音博士
石原光貴
3歳からYAMAHA音楽教室にて音楽を始める。 高校生の頃から自分・友人の体を使って構造的に発声理論を研究。 大学入学と同時に絶対音感の研究を始め、「絶対音感の作り方」を作成。 20歳よりボイストレーナーとして活動している。
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