ボイトレ情報

【声帯の厚さ】声の高さが変化する仕組みについて

 こんにちは、音博士(@otohakase1205)です。

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仕組みカテゴリについて

  • 声が出る仕組み
  • 音程が上下するときの体の仕組み

など、ボイトレの基本的な仕組みについてまとめたカテゴリです。


ボイトレとは魔境です。

 ネット上でボイトレ情報を探せば「高い声を出すためにはミックスボイス!」とか「腹式呼吸最強!」とか「腹式呼吸なんていらんのじゃ!」とか、「ミックスボイス?そんなもんねぇんだよ!」とか、あらゆる説を見つけることができます。

はっきり言っても誤魔化して言っても、「何が正しいのかしら!」となるのが必然なわけで、極論どれを信じても正解で不正解です。

 「正しいのかわからないので、一旦全部頭の片隅に入れて置かなくてはいけない」という現状を変えるべく、このサイトでは根本的な定義を全て網羅した情報を記載しています。

 本日は「声の高さを変えるとき、体はどんな動きをしているのか」の仕組みをまとめています。

「音」は振動で出来ている

・音は周波数で出来ている

 音は空気中を伝わる振動です。

 この振動は周波数という波で表すことができます。
以下のぐねぐねした曲線が、周波数を表した図です。

周波数をグラフにして表した画像

上に4ヘルツ、下に2ヘルツの画像
 fbnews様より引用

 音の振動はHz(ヘルツ)という単位で表記され、1秒間に繰り返される波長の数で決まります。
上記の画像なら、上が4[Hz]で下が2[Hz]です。

・振動数が多ければ高音

 音は一秒間に振動する回数が多ければ多いほど、高くなります

 100[Hz]と200[Hz]なら200[Hz]の方が音は高くなり、500[Hz]と1000[Hz]なら1000[Hz]の方が高くなります。

周波数詳細ボイトレ的高さ
110[Hz]一秒間に110回振動mid1A
220[Hz]一秒間に220回振動mid2A
440[Hz]一秒間に440回振動hiA

 上記の法則は声にも適用され声が高くなるときは1秒間の振動回数が増加しています。

人間で振動しているのは声帯なので、「声帯の振動数が増加している」と考えてください。

・声帯が緩くなると振動数が増える

 声帯の振動回数は空気抵抗で決まります。

 声が出る仕組みはこちらに記載してありますが、一言で話すと「息が声帯を通過するとき、声帯が振動することで声が発生」しています。

 そのため声帯の振動数が増えれば声が高くなり、振動数が減れば声が低くなります。

 人間が頭の中で「あの高さを出そう」と考えているとき、実際にその音が出るように管理・調整してるのは声帯の筋肉ってことですね。

肺から口までの経路を絵にした解剖図
ナースフル様より引用。

咽頭・喉頭と記載されてるあたりに声帯があります。

 肺に溜まった息が気道を通り、声帯を通過して口から出ていくことで声が発生します。
声帯はトンネルのようになっており、息は声帯全体にぶつかりながら真ん中にある息の通り道を通過していきます。

 「振動を発生させるのは声帯を通過するときの息」ですが、振動するのは声帯です。
そのため声帯を振動させるのに必要なエネルギーは、息がぶつかる声帯の面積によって変化します。

要約と結論

 要約すると「声帯が細くなると空気抵抗が減って振動数が増えるため声が高くなりやすい」という話です。

 この現象を無理やり起こして高い声を出し、喉を痛めるのが喉絞めという現象です。

これと同様の理屈から男性は声変わりの時期に声帯が平べったくなって空気抵抗が増え、声が低くなっています。

ABOUT ME
音博士
1996年12月5日生まれ。 3歳からYAMAHAに通い絶対音感を取得。 高校生の頃から絶対音感の構造を考えており、大学生の時に友人と絶対音感を取得する方法を確立。 2020年に自身の研究所を立ち上げる。
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音博士
石原光貴
3歳からYAMAHA音楽教室にて音楽を始める。 高校生の頃から自分・友人の体を使って構造的に発声理論を研究。 大学入学と同時に絶対音感の研究を始め、「絶対音感の作り方」を作成。 20歳よりボイストレーナーとして活動している。
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