ボイトレ情報

換声点の消し方と作り方の話

 こんにちは、音博士(@otohakase1205)です。

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 ミックスボイスが欲しくてたまらない人の最近の流行は、換声点を消すことみたいですね。

 換声点てなんやねんって感じですね。

   

換声点とは

 換声点とは、よく「地声と裏声が切り替わるところ」と言われています。

そんな点はありません。

換声点は線で構成されています。

   

 皆様もそれぞれ好きなアーティストを思い出して欲しいのですが、

曲によって切り替わる場所が毎回違うのがわかると思います。

 全てのアーティストは特定の点ではなく、

特定の範囲で地声と裏声を切り替えています。

 参考に、こちらのサイトでアーティスト別に曲の音域を掲載してくれてるので探してみてください。
未掲載の曲はこちらでチェックして掲載させていただくので、コメントかこちらからご連絡ください。

   

換声点を消すという誤解

 よくミックスボイスとして例に挙げられる色々なアーティストも、換声点はあります

むしろ誰も換声点を消してないわけですね。

 ・Heartache/ONE OK ROCK

 ・ナニヲナニヲ/Mrs.GREEN APPLE

https://youtu.be/uzyAw7ajW_s

 ・恋しくて/Uver World

https://youtu.be/-RmW6tf2PSE

   

 逆にかの有名な粉雪も、一番最後のサビだけ裏声にしています。
高さは変わってない、両方共Aの高さなのに変えることができるんです。

https://youtu.be/MbnxVxfjaOQ

 こんなことができるのも、地声も裏声も両方出る範囲があるからです。

こんなことを言ってると「ミックスボイスにして換声点を消してるから、Aの音がミックスで出てるんじゃないのか」という質問がそれはもうメッチャ来ます。

それはその通りです。

 「ミックスボイス」という言葉の定義が曖昧なので説明も難しいのですが、ちゃんと練習して出し方を整えた発声なら、

  

全部換声点で、全部切り替えることができます。

同時に切り替えないこともできるわけですね。

   

換声点の消し方

 音程が上下するときに、地声と裏声をスムーズに切り替えられない人に向けた練習方法です。

・換声点の確認方法

 小さな声で音を伸ばし(「あーーーー」って感じです)、低い地声から低い裏声まで上下してみてください。

 一瞬でも音が途切れたり飛んだりする場合は、換声点が消えてない状態です。

 少々音が変になったり音程が上手く上がらなかったりしても、とにかく途切れず飛ばないで音を続けることが出来たら一応換声点は消えています。おめでとうございます。

 そのままたくさん使ってより違和感なく音を続けられるように練習しましょう。

 どんなにフラフラでも、途切れなければ正解です。

   


・換声点を消す方法

 消す方法は、小さな音で何度も切り替えることです。

 地声と裏声の違いは振動してる箇所なので、

裏声で振動する箇所を増やすのが主な目的です。

 地声と裏声が切り替わる瞬間をなんども繰り返して、裏声を慣れさせましょう。

 簡単で直ぐに効果が出ます。早ければ数日もせずに裏声が強く出せるようになり、そのまま換声点を消せるでしょう。

   

換声点の作り方

・裏声が出ることを確認する

 ちょっと難しいです。

 換声点を作るときは、「この高さで地声と裏声を切り替えたい」というポイントがあると思います。

 その高さの裏声が出るかどうか、まず確認してください。出ない場合は、裏声の音域を広げる練習が必要です。
※完成次第リンクをつなげます。

 希望の高さの裏声が問題なく出る場合、今度は作る練習をします。

 ちなみに一連の動作は喉を開いたり閉じたりする動きなので、ネットで調べる場合はそんな感じで検索してください。

   

・換声点の作り方

 「ここで切り替えたい」の部分より低い音から高い音へ飛ぶ練習をします。

まず簡単に出せる地声を出し、そこから簡単に出せる裏声へ一直線につなげます

 当然ですが、地声・裏声それぞれに「最も出しやすい高さ」があります。

 出しやすい高さの音を一直線に上下し、それぞれ地声と裏声を切り替えることで切り替える動作をすばやく行えるようにします。

 これで明確に地声と裏声が切り替えられるようになったら、少しずつ移動する幅を狭くしていきます。

 「ドレミファソラシド」の「低いドから高いド」だったら、次は「低いレから高いド」や「低いレから高いシ」「低いドから高いシ」でも構いません。

 とにかく、少しずつ狭くしていきましょう。明確に音の高さを図りながらやる必要もないです。適当で良いです。

最終的に、「低いドから低いレ」で切り替えられるように慣れば、殆どの曲で好きな時に好きなところに換声点を作り出せます。

 残ってるのは同じ高さで換声点を作っている曲くらいではないでしょうか。それについてはまたいつか書きます。

   

まとめ

 ボイトレやってると、ネットの情報に踊らされて「ミックスボイスが出来たら歌がうまい」と思ってる人が多いです。

 何が良いか悪いかは自分で判断できたほうが良いですね。知恵袋見てたらすんごいのが有りました。

 本当にファンかよって感じですね。

多くの人が高い声に価値を見出してしまうのは、高さ以外の評価基準を持っていないことが原因でもあるのですが、それは「高音厨が急増した理由」をご覧ください。

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ABOUT ME
音博士
1996年12月5日生まれ。 3歳からYAMAHAに通い絶対音感を取得。 高校生の頃から絶対音感の構造を考えており、大学生の時に友人と絶対音感を取得する方法を確立。 2020年に自身の研究所を立ち上げる。
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音博士
石原光貴
3歳からYAMAHA音楽教室にて音楽を始める。 高校生の頃から自分・友人の体を使って構造的に発声理論を研究。 大学入学と同時に絶対音感の研究を始め、「絶対音感の作り方」を作成。 20歳よりボイストレーナーとして活動している。
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