こんにちは、音博士(@otohakase1205)です。
研究サロンへのご加入はこちらから。
ボイトレ・カラオケに通えない期間、そのブランクはボイトレ頑張ってる皆さんにどんな悪影響を与えるのか。
「喉締め」に悩む人が増加します。
「歌うこと」を辞めると衰退する
人は基本的に、歌っていないと衰退します。
なんやかんや細かい条件やら成長する場所もありますが、全体的に考えると衰退する要素の方が多いです。
「普段使わない音域」を使えるのは練習の賜物
これは自慢なのですが、僕は絶対音感を持っています。
その感覚から考えると、日本人は「通常1オクターブ以下」しか音域を使用していません。
あなたがそれ以外の音域を使用できるのは、他ならぬ努力の賜物です。
- 飲み会で大きな声を出すとき
- 声真似をするとき
- かっこいい声を出すとき
- 歌を歌うとき
これらは全て、発声の練習として価値があります。
日常の些細な会話で培った経験値が、いざ「歌を歌おう!」と思った時にいろいろな音域を出しています。
ただ難しいことに、歌う時にはそれ以上に広い音域が必要になります。
声のクオリティは経験値で決まる
日常で発している声の熟練度は、ほぼほぼ経験値で決まります。
「地声」と「裏声」で声が大きく違うのも、これが原因です。
実際に普段裏声で話している人は、裏声のクオリティが高いです。
逆に普段裏声を使ってない人の裏声は、めちゃくちゃ裏声に聞こえます。
声のクオリティは、ほとんど経験値に直結しています。
ブランク(コロナ)で高音が出なくなる
歌でしか使わない音域
どんなに頑張っても日常で使う音域には限度があり、大抵の人は「日常会話より歌で使う音域の方が広い」のが現実です。
つまり「歌でしか使わない音域」があります。
今回のコロナのようにカラオケで歌えない時間が長く続くと「歌でしか使わない音域」は徐々に昔の感覚を忘れ、
「最近使ってないから、使い方忘れてもええやろ」って具合にどんどん衰退します。
「出せた感覚」が喉締めを増やす
「歌でしか使わない音域」の出し方を忘れた体には、「昔はこのくらい出せたな・この曲歌えたんだよな」という事実です。
例えるなら「昔はすごかったんだぜ」と老後に自慢してしまうお爺ちゃんですね。
「前まで歌えたから、このくらいいけるだろう!」は、信用しちゃダメです。
もちろん状況にもよりますが、歌で鍛えた音域は歌でしか使用しない音域です。
数ヶ月も休んでしまったら、体は「あれ、どうやって動かすんだっけ?」となって当然です。
これは「自転車の乗り方」みたいなもので、
「あれ?ちょっといけてるんじゃない?」は全くいけてないし、
「あれ、今までなんで失敗してたんだろう」となるのが普通です。
(だからこそ「俺はこうやってミックスボイスになった!」とネットで発信されてる理屈が参考にならないわけですが。)
まとめ
「声を出す」は誰でもできることなので、
ボイトレは「誰でもできることを、簡単に真似できないクオリティに仕上げる」作業です。
これが鬼のように難易度が高くて、例えるなら
「なかなかできないことを、できるようになる」よりもはるかに難しいです。
音博士の研究サロン
「正しい情報さえあれば、一人でも練習を続けられる」という人向けの有料サロンを開設いたしました。
今の自分に必要な知識・欠点や最適な練習方法を受け取ることができます。
対面でのレッスンやトレーニングではなく、情報やコンサルティングのみを行っています。