天然ミックスボイス

【天然ミックスボイスの特徴】人工よりも圧倒的に苦労が多い天然ミックスの話

 こんにちは、音博士(@otohakase1205)です。

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「練習しなくても声が出る」という部分だけピックアップされがちな天然ミックスボイスですが、もっとわかりやすい特徴がたくさんあります。

天然ミックスボイスの良い特徴

練習しなくても高い声が出る

よくある「高温のためのミックスボイス」は「習得するのに2~5年かかる」と書いてあるサイトもあります。

それくらい難易度の高いスキルです。

「高校生で練習を始めたのに大学生になってもミックスボイスできない」なんてよくあります。

だからこそ世のボイストレーナーは「簡単に高い声が出るよ!」で集客して生活できるのですが、そんな通説をぶち壊すのが「天然ミックスボイス」です。


 この点から「天然ミックスボイスは数年分の練習を省略できるんだ!」という間違った認識が広まり、過剰な期待が寄せられるようになりました。


 この点だけで考えると、全国の男子が何年もかけてミックスボイスの練習をするのとは大違いです。


 実際は練習をしていないのではなく、変声期に特定の出し方を繰り返すことで出来る、いわば養殖みたいなもんなんですが、

そんなことを知らない人からしたら 「わしの方がこんなに頑張って練習してるのに、なんであいつは練習しないで高音が出るんじゃい!!」となるわけですね。

寝起きでも高音が出る

これまたいろんな説がありますが、通常は「寝起きは体が本調子じゃないから声が出ない」と言われています。

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歌う6時間前には起床しましょう。

なんて説を唱えてる人も多いです。

ところが天然ミックスにはそんなの関係ありません。
寝起きでも普段とほぼ変わらないレベルで高音が出ます。

もちそん人工のミックスボイスでも、ちゃんと練習していればできるようになります。

それでも絶賛練習中の人からしたら、「寝起きから自由に高い声が出るなんて、なんてチート能力なんだ!!ずるい!!」と感じてしまうわけですね。

歌わなくても衰えない

歌は体を使った技術なので、体を使うのが下手になると歌も下手になります。

特に人工ミックスボイスのように「練習して高い音域を使えるようになった」状態は、1度身につけてもすぐに忘れてしまいます。

体の動かし方を忘れてしまうと、それまでです。

対して天然ミックスボイスは、人工のミックスボイスと違い声帯が高い声を出しやすい形に変形しています。

そのため「練習してないと筋肉が使えなくなる」とか「歌ってないから感覚忘れちゃった」なんてことがありません。

人工ミックスボイスのよくない特徴

みんな似たような声質になる

天然ミックスボイスとはつまりこんな声ですが、みんな似たような属性の声になります。

天然ミックスボイスは、言ってしまえば偶然の産物です。
特定の環境で特定の行動をした人は、かなりの確率で天然ミックスボイスになると思います。

ですがその仕組みは全員同じであり、一切の調整をせずに強制的に作られた声帯誰でも似たような声を作り出します。

天然ミックスボイスであまり声のクオリティが高くない人は上記のような声、


練習を続けてクオリティを上げた人は「天然ミックスボイスのアーティスト」として有名になるくらい、透き通った綺麗な声になります。


ゆずの岩沢さんや、

小田和正さんが有名です。

声質の調整が大変すぎる

既にお話ししたように、天然ミックスボイスとは「声帯が変形して完成する声」です。

そのため、通常のボイトレの中に出てくる「息漏れのある裏声」「力強くない高い声」「エッジボイス」などの調整ができない人がたくさんいます。


天然ミックスボイスの人は「勝手に高い声が出る」状態なので、「高い声を出すために必要な1要素」である「エッジボイス」や「息漏れのある裏声(ファルセット)」などを再現できなくなってしまうからです。


普通の人とは逆で、天然ミックスボイスの人は「良くも悪くもはっきりした高い声」しか出せないわけですね。

練習がちゃんと出来ない

「微妙なバランスを作り出せない」ということは、ネットで見かける「こんな感じで練習してみましょう!」が出来なくなります。

普通に声を出したら強い音が出てしまうので、例えばネットで「ファルセットから息漏れを減らしましょう!」という練習をするとき、

まず「ファルセットはどうやって作るんだ!」から始まります。


天然ミックスじゃない人で例えると、「強いミックスボイスに息漏れを足しましょう」て言ってるようなものです。
「強いミックスボイスはどうやって作るんじゃ!」てなりますよね。


そうなってしまうので、

ネット上の練習方法を実践するにはまず「普通の声を出せるように」ならなくてはいけない。

でも「ネット上に天然ミックス向けの練習方法は載っていない」という地獄のループに陥ることも多々あります。

「歌が上手い」と勘違いしてしまう

現代は素人がどこでも音楽を聴けるし発信できる時代です。その結果、歌唱力の善し悪しを判定する能力がない人が人類の大半を占めています。

「なにがなぜ上手なのか」を説明できない人たちにとって、一番わかりやすい項目は「高い声」です。

「自分が出せない高い声を出してる人は、少なくとも自分よりすごい」と判断することができます。

その結果、「高い声が出るだけの天然ミックスボイスも歌が上手」と周りが持ち上げてしまい、自分の本当の課題に気付かなくなったり成長が止まります。

まとめ

 天然ミックスボイスは天然なだけであり、歌唱力とは一切関係がありません。ただ高音が出るだけです。

 出てくる音が綺麗かどうか・良い発声かどうかなど全てが偶然の産物であるため、その歌い方を続けない方が良い人だっています

悩んでる人は是非ご相談ください。

ABOUT ME
音博士
1996年12月5日生まれ。 3歳からYAMAHAに通い絶対音感を取得。 高校生の頃から絶対音感の構造を考えており、大学生の時に友人と絶対音感を取得する方法を確立。 2020年に自身の研究所を立ち上げる。
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音博士
石原光貴
3歳からYAMAHA音楽教室にて音楽を始める。 高校生の頃から自分・友人の体を使って構造的に発声理論を研究。 大学入学と同時に絶対音感の研究を始め、「絶対音感の作り方」を作成。 20歳よりボイストレーナーとして活動している。
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